マレットゴルフとは、特定のコースにて、T字型のクラブ(スティック)と直径75ミリのボールを使い、決まられた打ち出し地点からカップへ、より少ない打数でカップインさせることを競うスポーツです。
マレットとは、英語で「木槌」を意味し、木槌を使ってボールを打撃し、ゴルフのルールで競技することから「マレットゴルフ」と名付けられました。ゴルフとの最大の相違点はボールが空中を飛ばない二次元のスポーツだという点です。
福井県福井市の運動公園指導普及課職員が昭和52年に考案し、当初はクロッケー用のマレットとボールを使って行われました。
昭和56年、長野県体育センター専門主事により考案され、翌57年に公表されました。当初はゲートボール用のスティックとボールを使って行われ、長野方式として県下全市町村に専用コースが設置されました。
全国20都道府県協会が所属する一般財団法人日本マレットゴルフ協会が設立され、大会、普及活動が実施されています
主要大会
厚生労働大臣杯、文部科学大臣賞、スポレク
マレットゴルフは技術習得が容易で、気軽に始める事のできるスポーツです。1人でも楽しむ事ができ、2人以上で競技として楽しむ事ができます。
性別、年齢に関係なく競うことができる事から、競技スポーツ、コミュニティースポーツとしても魅力的なスポーツです。楽しみながら自然に歩く事ができる為、健康にも寄与できる軽スポーツとしても注目されています。
福井県では昭和52年、クロッケーのマレットを使用してマレットゴルフが始まり、長野県では昭和56年にゲートボールのスティックを使用し始まりました。昭和56年当時、ゲートボールは木製品だったため、「マレットゴルフ」と偶然名付けられた経緯があります。
弊社が公益財団法人ゲートボール連合認定製造業者であった事から、長野県体育センターから用具開発を依頼を受け、マレットゴルフ専用用具の開発に携わりました。
マレットゴルフの普及に伴いコースも拡張され、ゲートボール用具より強度を有する専用スティックが求められました。
弊社では、積層強化木を使用し、打撃部を真鍮リングで補強することにより、ロングコースにも耐える専用スティックの開発に携わりました。
ゲートボールから派生したマレットゴルフはゲートボール用具認定基準に倣い、直径45ミリ、ヘッド全長240ミリがマレットゴルフ用具の規格基準となった経緯があります。
平成元年、ゲートボール用具認定基準改定に伴い、マレットゴルフ用具認定基準も改定が行われ、金属製ヘッドが認定基準に取り入られました。ゲートボールとの差別化を図り、ヘッドサイズも直径45ミリ~50ミリに規格拡大可能となり、ヘッド全長も120ミリ~240ミリと規格幅が広がり、マレットゴルに適した形状に進化して行きました。
現在では、金属製ヘッドが主流となり、打撃面にはチタン、ステンレス、ジュラルミン等の高反発素材を使用し、シャフトにはスチール、カーボンが主流となり、起伏の激しテクニカルコース、河川敷のようなロングコースにも対応した用具がご購入いただけます。
用具の名称もスティックと呼ばれていましたが、一般財団法人日本マレットゴルフ協会の方針により「スティック」から「クラブ」と呼称されるようになりました。
用具に付いて詳しくはMGクラブ選びの豆知識をご覧ください。
マレットゴルフを安全に楽しくプレーして頂く為、一般財団法人日本マレットゴルフ協会は安全性、耐久性、デザイン性を基準に用具メーカー認定制度を設け、マレットゴルフの普及・発展に適した製造業者を認定メーカーに任命しています。
認定メーカーの道具には認定証紙が貼られています。
弊社はゲートボール、マレットゴルフの認定製造業者として、各スポーツの普及・発展に貢献できるよう努力してまいります。
マレットゴルフ用品ガイド